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4月1日付ベトナムではおよそ200人の新型コロナの感染者が出ています。1000人単位で感染者を持つ欧米や東アジアの国からすると、まだだいぶ少ないですが、政府は1日から15日間の都市封鎖を実行しました。
社会隔離という名の都市封鎖
ベトナム政府は「これは都市封鎖ではなく社会隔離。封鎖までは行っていない」と言っていますが、4月1日から15日間、下記のような政策が実施されます。
1.スーパーや薬局以外のお店を閉店
2.緊急時以外外出しないよう要請
3.外出時はマスクの着用を義務化。着用していなければ罰金刑
実際都市封鎖はすでに8割型行われている
とはいうものの、実際都市封鎖は3月時点で8割くらいが実施されています。例えばホーチミン市と市外を跨ぐ列車やバスは1日の本数が激減し、また、座席は最低1つ空ける必要があるため、50%の空席を確保しなければなりません。旅行のような理由で気軽に他エリアへ行くことは、いまではちょっと難しくなっています。
感染者たったの200人でもベトナムがきびしく対策する理由
ベトナムはまだ医療分野が発達していないため、これ以上感染者が増えると医療崩壊を起こすことになります。日本のように人工呼吸器も十分ではありませんし、ベッドもありません。感染が広がる前に駆逐する必要があると政府は考えたのでしょう。ちなみにベトナム政府も企業に対して補助なども検討しているようですが、雀の涙ほどとなるため、人々は深刻に事態を考えています。